【特集】少額から始める貸付型・融資型クラウドファンディング 4 選 【2026年7月】

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貸付型・融資型クラウドファンディングは、事業者への貸付をファンド化し、あらかじめ提示された想定利回りと運用期間をもとに分配を受け取る仕組みです。日々の値動きを追う必要がなく、1円や1万円といった少額から始められるため、株式や投資信託とは別の枠で資金を働かせたい人の受け皿になっています。なお投資元本は保証されず、借り手の状況によっては元本割れが起こり得る商品です。
本特集では取り扱いのある4社、「オルタナバンク」「Funds」「AGクラウドファンディング」「LENDEX」を、運営会社・最低投資額・運用期間・公表されている実績という比較しやすい数字で1社ずつ整理しました。最低投資額と運用期間は4社で大きく異なるため、比較表の数字から自分の予算に近い1社を選べます(読了目安 約6分)。
オルタナバンク 1 万円投資コース
オルタナバンクは、証券会社のSAMURAI証券株式会社が運営するオルタナティブ投資プラットフォームです。1万円投資コースは投資単位を1万円に統一した少額入門ラインで、株式や投資信託の経験がこれからの人でも金額の計算がしやすい区切りです。2026年2月には累計ファンド申込額が700億円を突破しました。
募集ファンドは事業者向け融資、不動産関連、海外関連など種別が幅広く、運用期間は1か月程度の短期から十数か月まで揃います。これまで組成されたファンドの想定利回りは年4%台から年12%程度までと幅があり、期間と水準の組み合わせで選ぶ形です。想定利回りはあくまで想定であり、将来の成果を約束する数字ではありません。
口座開設はオンラインで完結し、本人確認書類とマイナンバー確認書類を提出して審査を受けます。ファンドごとに想定利回り・運用期間・出資条件が明示され、契約成立前交付書面で運用方針と分配の条件を確認してから出資する流れです。1万円単位なので、複数ファンドへの分散もしやすい仕立てです。
貸付ファンドの Funds
Funds(ファンズ)は、ファンズ株式会社が運営する貸付ファンドのサービスです。最低投資単位は1円からで、口座開設費や口座維持手数料は0円。貸付先は同社の審査を経た上場企業やそのグループ会社が中心という構成が特徴で、あらかじめ提示された予定利回りと運用期間をもとに分配が行われます。
2026年4月時点の公表では、運用を終えたファンドは488本、累計の募集額は1,100億円を超え、これまで元本割れは発生していません。この数字は過去の実績であり、今後の償還を約束するものではありませんが、判断のよりどころになる公開情報です。運用期間は6〜18か月程度が中心です。
口座開設はスマホの本人確認(eKYC)で完結し、マイページから過去ファンドの実績や分配履歴を確認できます。投資先の企業が優待を提供する「Funds優待」の対象ファンドもあり、1円刻みで端数資金まで働かせられる点と合わせて、コツコツ型の使い方に向いたサービスです。
AG クラウドファンディング
AGクラウドファンディングは、消費者金融大手アイフルのグループ会社、AGクラウドファンディング株式会社が運営する融資型クラウドファンディングです。2021年9月のサービス開始から実績を積み、2026年4月時点で累計の募集は200件超・270億円超と公表されています。
こちらも1円から出資でき、ファンドは大きく2系統。アイフルグループ向けに貸し付ける「アイフルファンド」は目標利回り年1%台で運用期間6〜12か月が中心、不動産担保ローンファンドは税引前で年5%以上の予定利回りが提示される回もあります。数字はいずれもファンドごとの提示条件です。
貸付先がグループ会社中心という構造上、親会社側の決算資料など判断に使える情報が公開されているのが特徴です。口座開設はeKYCで完結し、入金後はマイページから応募します。少額で試してから金額を増やす段階的な使い方がしやすい1社です。
LENDEX(レンデックス)
LENDEX(レンデックス)は、株式会社LENDEXが運営する融資型クラウドファンディングです。最低投資額は2万円からで、公式サイトが示す期待利回りのレンジは年6〜10%。平均利回り8%台という過去の実績値も公表されていますが、いずれも将来の成果を約束する数字ではありません。
募集ファンドは不動産担保付きが主軸で、担保物件には第三者機関の査定を踏まえる運営方針が示されています。運用期間は12か月以内の短期型が中心。サービス開始から2025年8月末時点まで、元本割れと分配遅延がゼロという公表実績もあります。
募集本数が多いのも近年の特徴で、2026年4月には1か月で30本のファンドが公開されました。口座開設はオンラインで完結し、本人確認書類とマイナンバーの提出後、マイページから入金・出資・分配確認まで一括で行えます。
組み合わせ方の考え方 — 金額と償還時期をずらす
4社を見比べる軸は、最低投資額と運用期間の2つに絞ると分かりやすくなります。金額の面では、FundsとAGクラウドファンディングが1円から、オルタナバンクが1万円単位、LENDEXが2万円から。最初の1回をいくらで試したいかによって、口座を作る順番が自然に決まります。
期間の面では、オルタナバンクに1か月程度の短期ファンドがあり、LENDEXは12か月以内が中心、Fundsは6〜18か月、AGクラウドファンディングは6〜12か月が中心です。償還時期の異なるファンドに分けて出資しておくと、資金が戻る時期が分散し、次の募集への再投資もしやすくなります。
貸付型は原則として途中解約ができないため、出資した資金は償還日まで動かせません。だからこそ、1社に全額ではなく、金額・期間・貸付先の性質が異なるファンドへ小分けにする発想が基本になります。募集枠が早く埋まる回もあるので、口座だけ先に開設しておくと、条件の良い募集が出たときにすぐ応募できます。
共通の始め方 — 口座開設から初回出資まで
4社とも流れはほぼ共通です。まずオンラインで会員登録し、本人確認書類とマイナンバーを提出して口座開設の審査を受けます。審査完了後に投資用口座へ入金し、募集中のファンドから条件の合うものに応募すると、成立後は償還日まで待つだけです。口座開設自体はいずれも無料なので、複数社に登録して募集条件を見比べてから出資先を決める使い方もできます。
応募前に必ず目を通したいのが、ファンドごとの契約締結前交付書面・契約成立前交付書面です。貸付先の概要、担保や保証の有無、分配と償還の条件、途中解約ができないことなど、判断に必要な情報がここに集約されています。生活資金とは切り分けた余裕資金で、少額から慣らしていくのが現実的な進め方です。
よくある質問
Q1. いくらから投資できますか。
A. FundsとAGクラウドファンディングは1円から、オルタナバンクの1万円投資コースは1万円単位、LENDEXは2万円からです。
Q2. 口座開設に必要なものは何ですか。
A. 4社とも運転免許証などの本人確認書類とマイナンバー確認書類が必要です。手続きはオンラインで完結し、口座開設は無料です。
Q3. 複数のサービスを併用できますか。
A. できます。募集のタイミングは会社ごとに異なるため、複数の口座を持って条件の合う募集に応募する使い分けが広く行われています。応募状況や分配はそれぞれのマイページでまとめて確認できます。
まとめ — 特性が異なる4社を資金と期間で使い分ける
免責事項
本記事は2026年7月時点の公開情報を整理した参考情報です。投資元本は保証されず、借り手の信用悪化や担保価値の変動により元本毀損が発生する可能性があります。想定利回り・運用期間・最低投資額・実績値は予告なく変更される場合があるため、出資前に必ず各社の公式サイトおよび契約締結前交付書面・契約成立前交付書面の内容をご確認ください。各社は金融商品取引業の登録を受けて運営されています。本記事の内容に基づく投資判断の結果について、当メディアは責任を負いません。
