電気代を「なんとなく同じ会社」のままにしない|東京ガス基本プランを比較【2026年版】

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電気代の請求を見る。「また高い」と思う。エアコンを我慢し、使っていない照明を消す。でも、毎月払っている電気の契約そのものは、引っ越した時から何年も同じまま。
東京ガスの電気「基本プラン」は、契約電流10~60A、または契約容量6~50kVA未満の家庭などが対象の料金メニューです。現行料金は30Aなら基本料金935.22円。電力量料金は120kWhまで29.70円/kWh、120kWh超300kWhまで35.69円/kWh、300kWh超39.50円/kWhです。
東京ガスの都市ガスも使い条件を満たせば、ガス・電気セット割で基本料金と電力量料金の合計から0.5%割引されます。
ただし、この記事では「東京ガスなら必ず安い」とは書きません。公式自身が、基本プランの燃料費調整には上限がなく、燃料価格が高騰した場合は大手電力会社の規制料金より高くなる場合があると明記しています。
欲しいのは「安そうな電力会社」ではなく、自宅の使用量で比較して納得できる契約です。節電を増やす前に、毎月の固定的な契約を一度見直します。
エアコンを我慢する前に、検針票を一枚出す
電気代を下げようとすると、生活を削りがちです。夏の設定温度を上げる。乾燥機を使わない。家族へ何度も「電気消して」と言う。
もちろん無駄な電気を減らすことは大切です。でも、その前にできるのが「同じ使用量なら別プランでいくらか」を比べることです。
基本プランは契約アンペアと使用量で料金が決まります。30A・月150kWhの一人暮らしと、50A・月450kWhの家庭では比較結果が違います。だから「東京ガスなら年間○円安い」という一つの数字を全家庭へ当てはめられません。
まずWeb明細や検針票から契約アンペアと直近12か月の使用量を確認します。夏と冬を含めるのがポイントです。春の一か月だけでは、エアコンを多く使う家庭の実態が見えません。
毎日5分ずつ節電を考える前に、年に一度30分だけ契約を比較する。生活を変えずに家計を見直せる可能性があります。
30Aは935.22円。料金表を「自宅の数字」へ変える
現行の基本料金は10A 311.74円、15A 467.61円、20A 623.48円、30A 935.22円、40A 1,246.96円、50A 1,558.70円、60A 1,870.44円です。
電力量料金は120kWhまで29.70円/kWh、120~300kWhが35.69円/kWh、300kWh超が39.50円/kWh。使用量が増えるほど高い単価の帯へ入ります。
ただし実際の請求はこれだけではありません。燃料費調整額、再生可能エネルギー発電促進賦課金などが加わります。料金表だけを掛け算して「来月は必ずこの額」とは言えません。
そこで公式の料金シミュレーションを使います。現在の契約、使用量、家族構成などを自宅の条件へ置き換える。比較サイトのモデル世帯より、自分の明細の方が強い判断材料です。
「月○円から」ではなく「うちは40Aで冬350kWh」。ここまで具体化して初めて、切り替えが家計改善になるか判断できます。
ガスも東京ガスなら0.5%。割引より「まとめる価値」も見る
東京ガスの都市ガスと基本プランを同じ使用場所・同じ契約者で利用し、料金を合算して支払うなどの条件を満たすと、「ガス・電気セット割(定率B)」を申し込めます。
割引は毎月の電気料金の基本料金と電力量料金の合計から0.5%。自動適用ではなく申し込みが必要です。
基本料金+電力量料金が月10,000円なら0.5%は単純計算で50円程度。これだけで「大幅節約」と考える必要はありません。
一方、ガスと電気の明細や支払先をまとめたい家庭には別の価値があります。引っ越し時の手続きを整理しやすい、光熱費を一か所で確認しやすい。料金差だけでなく家計管理の手間まで比較します。
セット割は「全部まとめれば絶対得」ではありません。0.5%の割引と、管理をまとめる便利さの両方に価値を感じるかで決めます。
「安い」の注記こそ読む。燃料費調整に上限がない
東京ガス公式は、基本プランについて東京電力エナジーパートナーのスタンダードS/Lより基本料金+電力量料金が安いと案内しています。
しかし同時に重要な注意も示しています。大手電力会社の規制料金には燃料費調整単価の加算上限がある一方、東京ガスの基本プランには上限がありません。そのため燃料価格が高騰すると、東京ガスの方が高くなる場合があります。
つまり「料金表の単価が低い」と「最終請求がいつでも低い」は別です。燃料価格や調整単価は動きます。
切り替えるなら、今の料金だけでなく現在契約しているプランが規制料金か自由料金かも確認する。公式シミュレーションの前提を見る。将来も絶対安いという期待ではなく、現時点の条件で納得できるかを判断します。
デメリットを隠した比較より、値上がりする条件まで理解して選ぶ方が長く納得できます。
原則解約金なし。「一生この会社」と決めなくていい
電力会社を変えるとき、「あとで戻したくなったら違約金があるのでは」と不安になります。東京ガス公式では、電気を解約した場合、原則として解約金・違約金は発生しないと案内しています。
だから切り替えは、一生の会社を決める契約ではありません。家族が増えた。在宅勤務が減った。引っ越した。燃料価格が変わった。生活が変化した時点でまた比較できます。
他社へ切り替える場合は、新しい小売電気事業者側で手続きが進むケースが一般的です。引っ越しによる使用停止は別途手続きが必要なので、退去日が決まったら早めに確認します。
電力自由化の価値は、一度「最安」を当てることではなく、生活に合わせて選び直せること。出口を知っていれば、入口の判断もしやすくなります。
引っ越しなら、ガスと電気を同時に考えて初日の用事を減らす
新居では電気、ガス、水道、ネット、住所変更が一気に発生します。東京ガスはWebでガス・電気の開始手続きを案内し、引っ越しの2か月前から受け付けています。
東京ガスの都市ガスも使う新居なら、電気も候補へ入れて同時に比較できます。ガスの開栓日時、電気の開始、支払い方法を早めに整理すれば、引っ越し直前の「どこへ連絡した?」を減らせます。
ただし都市ガス供給エリアは首都圏中心の一都六県でも、市区町村の全域とは限りません。新住所が対象か確認します。基本プランも10~60A等が対象で、オール電化など別メニューが合う家庭もあります。
引っ越しでまとめる価値は割引だけではなく、ライフライン手続きを一つ減らせること。新居の条件に合うなら比較する意味があります。
払込書は月220円。2026年11月から270円予定
料金比較では、支払い方法の手数料も見ます。東京ガスの払込書払いは現在月220円(税込)の発行手数料がかかり、2026年11月検針分から270円(税込)へ改定予定です。
220円でも一年で2,640円。270円なら一年で3,240円です。毎月数十円のセット割を細かく比較する一方で、払込書手数料を払い続けているなら、支払い方法の見直しの方が効果が大きい場合があります。
東京ガスは手数料のかからない口座振替またはクレジットカード払いへの変更を案内しています。家計管理に合う方法を選びます。
電力会社を変える大きな見直しだけでなく、請求書の最後にある小さな固定費も見る。光熱費は総額で比較します。
翌月から同じ生活を続ける。それでも契約だけは「自分で選んだ」に変わる
基本プランが向いているのは、関東で一般的な10~60A等の契約を使う家庭、東京ガスの都市ガスと電気をまとめたい人、現在の電気料金を一度比較したい人、原則解約金なしのプランを選びたい人です。
反対に、燃料費調整の上限がないことを避けたい人、オール電化で時間帯別料金が合う人、他社の方が自宅の使用量に合う人は基本プランだけへ絞る必要はありません。
まず直近12か月の明細を開く。契約アンペアと使用量を確認する。東京ガス公式シミュレーションへ入れる。現在の年間支払額と比較する。ガスも東京ガスならセット割を見る。燃料費調整の上限なしも理解する。
差額と条件に納得したら切り替える。切り替え後も冷蔵庫は同じように動き、照明もエアコンも同じように使います。
変わるのは、毎月の契約を「昔からそうだから」ではなく、自分で比較して選んだことです。
東京ガス基本プランで買いたいのは、我慢する節電ではありません。同じ生活を続けながら、毎月払う契約を一度きちんと見直すこと。電気代が気になったら、まずエアコンの設定ではなく明細を一枚出してください。
一人暮らしでも「30Aだから得」とは決めない
一人暮らしは使用量が少ないため、電力量料金の第1・第2段階が中心になりやすい一方、契約アンペアの基本料金も毎月かかります。電子レンジ、ドライヤー、ケトル、エアコンを同時に使う生活なら、安さだけでアンペアを下げるとブレーカーが落ちやすくなる可能性があります。
契約アンペアは「一人だから20A」と人数だけで決めず、同時に使う家電から考えます。料金プランの切り替えとアンペア変更は別の判断として扱い、必要な生活性能を削ってまで基本料金を下げないことが大切です。
4人家族は300kWhを超える月まで見て比較する
家族が多く、夏冬に300kWhを超える家庭では、第3段階39.50円/kWhの使用量が増えます。春の200kWhだけで「安くなりそう」と判断しても、エアコンを使う8月や1月に結果が変わる可能性があります。
だから年間比較では、最も使用量が多かった月を一つ確認します。その月でも納得できる料金かを見る。電気料金は平均月より「高い月にいくらになるか」が家計の安心へ直結します。
切り替えても電線が東京ガス専用になるわけではない
電力会社を変えると「停電しやすくならないか」と心配する人もいます。小売電気事業者を切り替えても、地域の送配電網を通じて電気が届けられる仕組み自体が変わるわけではありません。
料金プランを選ぶことと、家まで電気を運ぶ送配電設備は分けて考えます。切り替え判断では「会社名が違うから電気の品質が落ちる」というイメージではなく、料金条件、契約条件、サポートなど比較できる部分を見ます。
毎月の請求は「先月より高い」より、使用量と単価を分けて見る
切り替え後に請求が上がると「東京ガスにしたから高くなった」と感じるかもしれません。しかし猛暑で使用量が増えたのか、燃料費調整単価が変わったのか、契約条件による差なのかを分けないと原因は分かりません。
前年同月のkWhと今年のkWhを比べ、次に請求単価を見る。電気代を「請求額」という一つの数字だけで見ず、使った量と料金側の変化へ分ける習慣をつけると、次の見直し時にも判断しやすくなります。
直近12か月の契約アンペア・使用量・請求額を確認し、東京ガス公式の料金シミュレーションで現在の契約と比較する
申し込み前に現行料金、燃料費調整、セット割条件、供給対象、支払い方法、解約条件を公式案内で確認してください。
※電気料金は使用量、燃料費調整額、再エネ賦課金等で変動します。基本プランの燃料費調整には上限がなく、時期によっては規制料金等より高くなる場合があります。
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